島津製作所創業記念資料館見学会　報告

日　時：2019年5月16日（木）
行き先：島津製作所創業記念資料館、半兵衛麩
参加者：会員9名、ゲスト1名、米山奨学生、元米山奨学生、事務局

明治８年に創業し、私たちの暮らしを支える様々な医療機器や理化学器械を製造・販売し、日本の近代科学技術の発展に大きく貢献してきた「島津製作所」です。また、平成14年には同社の田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞され、大きな話題となりました。

一見、町家風でありながら、洋風窓やステンドグラスが使われるなど和洋折衷の木造２階建ての「島津製作所創業記念資料館」（国登録有形文化財）でした。

理化学器械や産業機器の難しい製品の展示かと思いきや、昔の理科室にあった実験器具や人体解剖模型、また標本や電池、GS蓄電池、Ｘ線装置やマネキンなど私たちに身近なものがたくさんあり、大変興味深く拝見しました。また自由に体験できるコーナーがあり、坂を上がるコマや昔の３Ｄスコープなど“科学のふしぎ”を楽しく体験しました。

島津製作所の歩みのみならず、日本の近代科学技術の発展過程がよくわかる職場見学だったと思います。

昼食の「半兵衛麩」では、京都ならではのお麩や生麩を使ったご馳走を味わい、午後は蓮華三十三間堂を訪問。お堂に祀られた1,001体の観音像、その佇まいは圧巻でした。

好天候にも恵まれ、ご満足いただけたのではないでしょうか。
ご参加いただき有難うございました。